カナダは1971年に文化的多様性を承認する多文化主義宣言を行い、翌年、国務省に多文化主義局を設置し、多文化主義担当大臣を置きました。1988年には多文化主義法(Canadian Multiculturalism Act)を制定しました。1991年は多文化主義局を多文化主義・市民権省に格上げしました。1994年には同省は市民権・移民省(Citizenship and Immigration Canada)に改組され、多文化主義政策は1996年に設置された民族遺産省が担当しました。2008年に多文化主義政策は市民権・移民省の所管となりました。2015年以降、担当しているのは、移民・難民・市民権省です。