域内の人の自由な移動を保障するアムステルダム条約が発効した1999年に、タンペレ・プログラム(Tampere Programme, 1999-2004)が採択され、EU共通の移民政策づくりが始まりました。そして、2004年には、ハーグ・プログラム(Hague Programme, 2004-2009)によって、EU共通の統合政策づくりが始まり、移民統合政策のための共通基本原則(Common Basic Principles for immigrant integration policy)がつくられ、2005年には、統合のための共通アジェンダ(Common Agenda for Integration)が採択されました。さらにストックホルム・プログラム(Stockholm Programme、2009-2014)とEUの成長戦略を示したEU2020(2010年)が、そして第3国国民の統合のための欧州アジェンダ(European Agenda for integration of Third-Country Nationals、2011年)が採択されました。