1970年代まで日本に暮らす外国人の圧倒的多数は在日コリアンだった。1980年代以降、ニューカマーと呼ばれる外国人が増えていきました。外国人登録者に占める韓国・朝鮮人の割合は2006年まで1位だったが、2007年から中国人の次ぐ第2位となっている。韓国・朝鮮人の特徴としては、戦前の旧植民地出身者とその子孫に認められた特別永住資格を有する人が多いことである。旧植民地出身者とその子孫の中には、日本籍を取得した人が多いのも特徴で、こうした人々もあわせて在日コリアンと呼ばれる。
在日外国人の中で最大多数を占める在日コリアンの2大民族組織が民団と総聯である。大韓民国を支持する在日韓国人を組織した在日本大韓民国民団(民団)」発行の「民団新聞」と、朝鮮民主主義人民共和国を支持する在日朝鮮人を組織した「在日本朝鮮人総聯合会(総聯)」発行の「朝鮮新報」。2大組織とは別に、韓国とも北朝鮮とも距離を置いた運動体もある(コリアNGOセンターなど)。
朝鮮奨学会:民団と総聯が対等の立場で協力している唯一の団体(母体は1900年設立、1957年に再建):「日本の諸学校に在学する韓国人・朝鮮人学生に対し奨学援護を行ない、もって有為な人材を育成することを目的とする」
中国の改革開放によって1980年代以降に来日したニューカマーの中国人。新華僑(中国籍)・華人(日本籍)とも呼ばれる。
日本華僑華人学会(2003年設立)
日本僑報:ニューカマー中国人についての情報を発信。
1970年代まで、日本でコリアンといえば、戦前から日本に住んできた旧植民地出身者とその子孫のことを主に指していましたが、韓国で海外旅行が自由化された1980年代末以降、新たに来日し、定住する人々がだんだん増えてきた。
在日本韓国人連合会(韓人会):新来韓国人が集まった全国組織
在日外国人で4番目に多いのが、フィリピン人(約21万人)です。
Philippines Today: “The longest running, most-widely read newspaper for Filipinos in Japan”